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Posted by Hibi at 06:30
エミュレータソフト「VMware Player」で悪戦苦闘


Microsoft社のエミュレータソフトのVirtual PCにゲストOSとしてLinux系のソフトを使用すると、どうも相性が悪いようで不具合が発生します。

そこで、別のエミュレータソフトVMware Playerを使用したのですが、このエミュレータソフトで悪戦苦闘しました。

その詳細は以下に

エミュレータとは


パソコン内で別のOSを使用する方法としてエミュレータソフトという物があります。

エミュレータとは使用しているパソコンのOS内にエミュレータソフトを入れてそのエミュレータソフトの中で別のOSを起動させるソフトです。例えばエミュレータを使用するとWindows XPの中でLinuxのFedoraCoreを起動することもできますし、Windows XPの中でWindows 98を起動するということもできます。このエミュレータソフトを使用することによって別の環境を作ることができるので開発時の動作チェックなどには重宝します。

Virtual PCとLinuxは相性が悪い!?


私は今までMicrosoft社Virtual PCを使用していたのですが、どうもこのVirtual PCの動作がおかしいのです。

先日(とは言ってもだいぶ前ですが)、Virtual PC 2004から2007へアップグレードした時からだと思うのですが、Windows XP上でLinux系のOS(私はCentOS)を使用すると下記のような現象が発生します。
  • CentOS 5がインストールできない。
    インストールしようとするとCPUを64Bitと判断してインストールできない。
  • ログイン画面でリブート
    リブートという言葉が正しいかは疑問ですが、既にインストールしているCentOS 4のテキストログイン画面でユーザ名を入力し、[Enter]を入力すると、数秒後にリブートされてログイン画面に戻ってしまいます。その為、パスワードを超高速で入力してログインするか、何度かリブートすると通常の状態に戻ります。
単なる私のCentOSの設定がよくないのかもしれませんが、元々、Virtual PCはMicrosoft社のOS以外はサポート対象外なので仕方ありません。

VMware Player


そこで、Windows系をゲストOSとして使用できるエミュレータソフトはVirtual PCでいいのですが、Linux系のOSを問題なくインストールできるエミュレータソフトはないかと探してみたところ、VMwareがありました。このソフトはVMwareという会社が提供しているエミュレータソフトなのですが、Virtual PCとは違って有料で購入する必要があります。しかし、VMwareの無料版ソフトVMware Playerという物が存在していて、こちらは無料で使用することができます。但し、VMware Playerは提供されたOS以外はインストールできないなどの制限がされているのですが、あるソフト(QEMU)を使用するとOSを新規インストールすることができます。

これ以外にエミュレータソフトとしては「coLinux」などのがあるのですが、VMware Playerをテスト的に使用してみようと思いました。

二重のエミュレータ


「テスト的」というのはいきなりパソコンへ新しいソフトをインストールするのは、もしも何かしらの失敗した時に削除するのが面倒と思ってVirtual PCのゲストOS(WindowsXP)にVMware Playerをインストールしてみました。(これが失敗の始まりでした・・・)

インストール環境はWindows XPにVirtual PCが入っているのでゲストOSにWindows XPを入れ、そのゲストOS内にVMware Playerをインストールするという二重の仮想環境を構築したのです。
エミュレータソフト「VMware Player」で悪戦苦闘
二重の仮想環境


VMware Playerを起動すると・・・


VMware Playerのインストールは質問に答えるだけで特に問題なくインストールできたのですが、VMware Playerを起動すると
致命的なアプリケーション エラーです:文字列のエンコード中にエラーが発生しました。(class cui:Error)。
とエラーが発生。Web上で調べてみるとこちらにその対処方法が書いてあったのでfeaturedvm.iniを[読み取り専用]にして対処しました。

その後、起動してみるとVMware Playerは問題なく起動しました。次にVMware Playerへイメージファイルを指定すると
*** VMware Player内部モニタ エラー ***
メニュー項目[ヘルプ] - [VMwareのオンライン] - [サポートに連絡]を選択するか、Webページにアクセスして、この問題を報告してください。ログ ファイルとコア ファイルを提供してください。
同じ状況を再現できる場合は、[仮想マシン設定]の[オプション]パネルで[デバッグモードでログファイルを取得する。]を選択し、問題を再現してから、指示に従って提出してください。
VMwareサポートに提出するデータを収集するには、[ヘルプ] - [バージョン情報] を選択して [サポートデータの収集] をクリックしてください。またはWorkstationフォルダ内の "vm-support" スクリプトを直接実行してください。
お客様のサポート契約の内容に基づいて対応します。
ご協力をお願いいたします。
-- VMware Playerチーム
のエラーメッセージが。しかし、このエラーメッセージが何をやっても消えません。メッセージが出るだけならいいのですが、メッセージの[OK]ボタンをクリックするとVMware Playerが強制終了してしまいします。イメージファイルが悪いのかな?と思ったり、VMware Playerの設定なのか?と思っていろいろやってみましたが改善されません。(T_T)

原因


どうにもならないので、知人に聞いてみたところ

「わからないけど、Virtual PC内でVMware Playerをインストールするのが無茶では?」

との回答。確かにやっていることは無茶苦茶ですが、理屈上は動くはず(あくまでも「はず」ですが)。仕方ないのでVirtual PC内でVMware Playerを入れるのは止めて、ホストOSへVMware Playerを恐る恐るインストールしてみました。

すると、あっけなくVMware Player動作して(エンコードエラーも発生しない)、イメージファイルも何事も内容に動作しました。(@_@;)

結論


エミュレータソフトでエミュレータソフトを使用するのは止めましょう!

でした。あ~疲れた。



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だしょ(笑)
Posted by のりひこ at 2007年10月08日 10:13
残念! あと一歩でした。

こういうのを業界用語で

人柱

というのですね。

私にとっては、Virtual PCのゲストOSにWindowsXPが動くというだけで、驚きです。
Posted by ビーコン菅原 at 2007年10月08日 19:12
のりひこさん

でした。(笑)



ビーコン菅原さん

いや~結構はまりました。
人に役に立つ「人柱」なら光栄ですね。

> Virtual PCのゲストOSにWindowsXPが動くというだけで、驚きです。

ホストがWinXPでゲストがVistaも動きましたよ。
Posted by HibiHibi at 2007年10月09日 09:38
削除
エミュレータソフト「VMware Player」で悪戦苦闘