2007年04月16日
医療用ソフトのちょっとだけ情報

子供の病院に限らずどこの病院へ行っても、最近は紙のカルテ以外にパソコンを使用した電子カルテをよく目にします。仕事柄、そのようなパソコンを見るとついつい見入ってしまうのですが、実際にどのようなソフトを使用しているかはよくわかりませんでした。
しかし、つい2、3日前にこのような情報が入ってきました。この情報によるとフリーのデータベースソフト「Firebird」を使用した「医見書」と「給管鳥」というソフトがあるそうです。これらのソフトについてちょっとだけ調べてみました。
第3のデータベース「Firebird」
「医見書」と「給管鳥」のそれぞれで使用している「Firebird」ですが、こちらは完全フリーライセンスのオープンソースデータベースでBorland社が使用していたInterBase 6.0をベースに作られたデータベースのようです。
最近ではフリーのデータベースでは「MySQL」、「PostgreSQL」の2つがほぼ独占していますが、この2つのデータベースの次に注目されているデータベースソフトとしてFirebiedが上がっているようです。前述の2つのデータベースは知っていましたが、このFirebirdの存在は知りませんでした。(はじめ聞いたときはメーラーかと思ってしまった)
また、余談ですが、ブラウザソフトのFirefoxは以前Firebirdと称していましたが、名前が被ってしまうという事でブラウザソフトのFirebirdはFirefoxと解明したそうです。(メーラと勘違いしてしまうのもあながち間違いではなかった)
「医見書」と「給管鳥」
「医見書」はFirebirdをデータベースとして使用したソフトで日本医師会が作ったJavaベースのソフトウェアです。このソフトは医師が介護に必要となる原因や病気などについての意見書を登録、作成や訪問看護師への指示書書を作成、保存しておくソフトのようです。医療というよりは介護用のソフトのようですね。
また、「給管鳥」は医見書と同じくデータベースにFirebirdを使用したJavaで作られたソフトウェアで
「介護保険給付制度での、介護報酬請求業務等の事務作業を支援する為のもの」
とのこと。こちらも介護用のソフトで主に事務処理に使用するソフトのようです。
私たちが病院で目にするソフトとは少し違うようです。それでもこのようなソフトが存在すること事態知らなかったので良い勉強になりました。未知の世界って面白いです。
【参考サイト】
〔Hibiのひとり言〕
Category is ソフトウェア.
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