Yahooの買収
日本の最も利用されているポータルサイトといえば
Yahoo!Japanが一番ですが、世界全土から見てみると日本で2番目の
GoogleがシェアNo.1となっています。
日本と世界とではTopポータルサイトが異なりますが、どちらの場合でもMSの
MSNはTopの座に入ることはありません。
MSとしてはこのポータルサイトというよりはWebの世界でどうしてもTopの座が欲しいことかと思われます。そうすればそれだけ多くの収入が得られますので。
このWeb業界はおそらくこれからも伸び続けていく世界であるのにMSとしては黙って指をくわえてみている必要はありません。ではどうすればいいのかというと世界で2番目の座であるYahooを自分の手の内に入れてしまえば、Topの座は取りやすくなることでしょう。けど、結果的には
「そう簡単には渡さないよ!」
ということでYahooの買収は中々できないようですが、買収が簡単に成功しなくて私は良かったかと思います。もし、買収が成功したらポータルサイトは実質的にYahoo+MSとGoogleの2社だけになってしまいます。どの業界でもそうですが、ライバル会社が多ければ多いほどその業界内で争いが始まり、より多くのユーザを確保しようとあの手、この手が施されます。利用ユーザとしてはより良いサービスが増える可能性がありますので私としてはライバル会社が多い方が楽しいですね。(^^)
Windowsのソース公開
それと、Yahoo買収の後に騒がれたのが
Windowsのソース公開の件です。これはあまりにも突然のことで、尚且つ、予想もしなかったことだったのですごく驚きました。
今までWindowsのソースはほとんど公開されることは無かったためWndowsのプログラムを作るのにどのように使用すればいいのか戸惑うところがありました。もしソースが公開されていればその対策も考えようがあるかもしれませんが、Windowsのソース公開はMSの内部情報を公開すると同じようなことなのであまり期待できませんでした。と、いうより諦めてはいました。それが突然、プロトコルとAPIを公開するといったのですから、そりゃあ驚きです。
けど、なぜその重要な情報を無償で公開することとなったのでしょうか?それはおそらくWindows以外のOSがここ最近伸びてきていることに対する危機を感じたからではないでしょうか?
Windows以外のOSといえばおそらく
Apple社のMacとフリーOSのLinuxの2つかと思いますが、ここ最近、この2つが非常に元気になってきました。
Macはご存知の通り、ハードも含めた独自のスタイルでずっとやってきたのですが、中々、そのシェアを増やすことができませんでした。しかし、iPodの発売から一般のユーザがApple社の製品に興味を持ち出して、ここ最近ではApple社のMacが徐々にシェアを伸ばしてきているような気がします。
Apple社では
LeopardのBoot Camp機能でWindowsも起動可能になり、Windowsユーザが気軽にMacへ手を出しやすい環境も提供しつつあります。
また、Linuxはというと基本的にはサーバOSなのですが、ユーザがGUIで操作しやすいようにするXWindowsが非常によく出来ています。Windowsしか触ったことの無いユーザでもできるだけマウスだけで直感的に触ることができるスタイルを構築しています。
そして何よりもLinux製品は(全てではありませんが)無償で使用できるということが強みです。Windowsは数万円もする高級なOSなのですが、Linuxは無償で使用できるOS。もし、パソコンを一切触ったこと画に人にとってはWindowsでもLinuxでもどちらでもいいでしょう。そして、片方は数万円。もう一つはタダとくればほとんどの人が無料のLinuxを使用すると思います。(現実とは異なります)
先日では超低価格なノートパソコンとしてEeePCという物が発売されました。日本で発売されたEeePCのOSはWindowsを搭載していますが、海外向け(と言っても作っているのは台湾ですが)のEeePCのOSにはLinuxを採用しています。
これらのことよりOS=Windowsという考えはこれからは変わっていく状況にあります。MSはこのことを感じ取って主要ソフトのWindowsのソースを公開視することになったのではないでしょうか?
Windowsのソースを公開することによってプログラマーはWindows用のソフトが作りやすくなります。するとWidnows専用のソフトが増え、利用ユーザも多くのソフトが使用できるWindowsを求めてきます。このためにWindowsのソースを公開したのではないかと思われます。
Widnws Vistaの値下げ
現在、Windowsの最新バージョンはVistaですが、私が思うのにこのVistaはMSとして失敗作と思います。VistaをPC上で使用するには最低でもメモリが512MB必要ですがユーザがストレスなく使用するにはおそらく2GB以上のメモリを搭載していないと使い物にはならないでしょう。それもCPUはデュアルコアなどの処理能力もかなり要求されます。
しかし、最近のハードウェアの最新機種はそれらスペックを搭載していますが、それなりの高額商品になります。また、今は多くの方がPCを持っていますが、それ程高スペックのPCはあまり持っていません。つまり、現在、Windows XPが動作しているPCでは快適にVistaを使用することができないでしょう。
それに、あそこまで凝ったビジュアルをユーザは本当に求めているのでしょうか?確かに美しい画面であるので興味はありますが、実際に使用するのにあそこまでのビジュアルが業務上や家庭でWebを見るだけなのにビジュアルを求めるユーザはそれ程多いとは思えません。
Vistaはよく出来ているかもしれませんが、ハードルが高すぎます。MSは失敗しました。
MSは発売後からそのことに気が付いてVistaの価格を下げたのではないでしょうか?価格を下げることによってユーザ数を確保しようと。
Vistaの価格改定はいろいろなバージョンで行われますがHome Premiumのアップグレード版は159ドルから129ドルに改定されます。実はこの129ドルはMax OS Xと同じ価格となります。かなり必死にユーザ確保を行おうとしていますね。
まとめ
今まではMSは巨大帝国となっていましたが、その帝国は周りからの攻撃は無いものの、周囲の国々(AppleやLinuxなど)が勢力を拡大してMS帝国を揺らしていることは間違いないです。これからMS帝国は崩壊するのかはたまた復活MS帝国となるのかは分かりませんが、冷静な判断で庶民(ユーザ)は眺めて生きたいと思います。
〔Hibiのひとり言〕
わ~
久しぶりに沢山書いてしまった(^_^;