Vista音声認識機能で悪用可
先日発売された新WindowsのVistaは触ってみましたか?私はまだ正式には触ったことはありません。
Vistaにはいろいろと新機能があるのですが、その中の一つに
音声認識機能というのがあります。
この機能は主に障害者向けに作ったようですが、パソコンに接続したマイクからユーザが喋った内容を認識してソフトを起動したり、WEBを閲覧したりすることができます。
しかし、この機能を悪用してパソコンをパソコンを第3者が操作することができます。
具体的な方法としてはコントロールしたいパソコンに何らかの方法で音声ファイルを送信しユーザがそのファイルを開くとします。その音声ファイルにはWindowsの再起動の音声が登録してあるとしてユーザが開くとスピーカーからそのコマンド音声が再生されます。再生された音はパソコンに接続してあるマイクが検知してWindowsが再起動するという仕組みです。
もちろんパソコンにマイクとスピーカがついていないと動作しないのですが、最近のノートパソコンには標準でパイクとスピーカーが搭載されています。
Microsoft社は悪用される危険性は少ないと発表していますが(私もそう思います)、絶対悪用されない保証は無いのでわからないファイルは開けないようにしましょう。
ITmedia エンタープライズ:Vistaの音声機能で悪質コマンド実行の恐れ
ITmedia エンタープライズ:Vistaの音声コマンド悪用は可能――Microsoftがコメント
関連記事