他人事ではない!ネット預金詐取問題
先日、他人のパソコンから個人情報を盗み出して、インターネット銀行から預金を引き出した容疑者が逮捕されました。
この犯罪はテレビや新聞で取り上げられましたが、朝青龍の優勝や定額給付金のニュースの方が大きく取り上げられていたので、ちょっと小さくなってしまっていました。
しかし、この犯罪は意外と身近なものだったりしますので、インターネット銀行を使用している方は特に注意した方がいいです。
その詳細は以下に。
今回逮捕された犯罪は
逮捕容疑は08年1月24~27日、東京都江東区のまんが喫茶などのパソコンで中央区の男性会社員(36)のネット口座のサーバーに不正アクセスし、約900万円を別の口座に移し替えたとしている。移した先の口座は別の被害者名義の口座で、その後、複数口座に移し替え引き出された。
この方法は
同署によると、近藤容疑者が仕掛けたウイルスにはキーボード入力情報を記録する「キーロガー」と呼ばれるソフトが組み込まれ、感染すると近藤容疑者に盗んだ情報が送信される仕組みだった。
ここで出てくる「キーロガー」というものは英語で書くとKeylogger、またはKeystroke loggingと書かれるもので、要するにキーボードで押したキーを全てログとして保存しておくソフトのことです。詳しくは
こちらを。
「最近はマウスもあるから、キーだけでは分からないのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、大事な情報を入力する時、特にIDやパスワードなどは通常キーボードで入力します。IDやパスワードというのは英数字の羅列を使用するのでログ内でその様な羅列があれば
「あっ!IDかパスワードだな!」
と、見る人が見ればわかります。その情報を使用してインターネット口座からお金を引き出すのです。
今回はこの容疑者はそれぞれの家に侵入して、キーロガーを仕込んでいたようですが、もちろんウィルス等でそのパソコンに侵入することは容易いものです。
セキュリティソフトが完璧とは言いませんが、もし、セキュリティソフトが入っていない状態で、又はインターネットカフェなどの不特定多数の人が使用する環境でIDやパスワードを入力する場合は十分注意する必要があります。
皆さん十分注意してください。他人事ではありませんよ(・・ )(。。;)キョロキョロ
不正アクセス禁止法違反:家に侵入、ウイルス仕掛ける 容疑で男を逮捕 - 毎日jp(毎日新聞)
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