HDD故障予測

Hibi

2006年01月30日 13:55

パソコンにはいろいろな部品がありますが、その中でもハードディスク(以下HDD)はあらゆる情報を保存しておく大事な部品です。もし、このHDDに今まで作ったWordやExcelのファイルを保存して、別の記憶装置(CD-ROMなど)にバックアップを行っていないと、HDDが破損する全てのファイルがなくなってしまいます。

しかし、このHDDは半永久的には使用することはできません。基本的にHDDは消耗品とされています。HDDや使用環境によって違いますがある一定以上の時間又は回転をした場合は壊れるものです。その為、HDDは定期的に交換する必要があります。

では、いつ交換すればよいかというと、大体の場合が
  「壊れたら交換」
という方が多いのではないでしょうか?
しかし、先にも書いたとおり壊れてから交換するのでは大事なデータは全てパーになります。
  「じゃあどうすればよいのか?」
なのですが、最近のHDDにはS.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)という機能が搭載されています。

このS.M.A.R.T.はHDDの自己診断機能のことで、ある決められた検査項目をHDDが自ら診断し、使用者や機器に数値で知らせる機能です。この機能を使用するとHDDの故障予測を判断することができます。

では、どうやってS.M.A.R.T.が診断した結果を取得確認すればよいかというと、専用のソフトがあります。そのソフトはフリーウェアでもいろいろと出ていますが、私はシェアウェアですがSmartHDD Proというソフトをお薦めします。

このSmartHDD ProはS.M.A.R.T.のデータを取得してHDDの故障予測をグラフで表示します。また、HDDの詳細情報(シリアルナンバー、設定状況など)はもちろんのこと、温度、読取エラーレート、スピンアップタイムなどなどの情報を全て表示、確認することができます。また、破損予測をログとして保存することもでき、その内容をメールで管理者へ送信する機能もあります。

先日のHDDの不具合問題で何かよいものはないかと思っていたところ、このソフトを見つけました。最初は体験版を別のPCにインストールしてテストしてみました。テストした感じとしては初心者でも表にわかりやすく、かといってS.M.A.R.T.の情報を簡略化して表示している様子もないので早々購入しました。

ちなみにインストールしたパソコンは去年の9月に購入しましたが、破損予想は今年の6月でした。
ただ、HDDを使用してからSmartHDD Proをインストールしたのが遅かったためか微妙に故障予測をソフトが修正しています。(統計で予測しているため)

購入後、ソフトを先日不調だったパソコンにインストールしてみましたがS.M.A.R.T.がないHDDだったので何も出ませんでした。_| ̄|○
どっちにしてもHDDを交換しろということですね。(笑)

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