将棋対決「人間対PC」 勝利はプロ将棋師

Hibi

2007年03月22日 10:39

今日の朝刊やTVを騒がしているコンピュータ対人間の将棋対決はもう知っている方も多いかと思います。

必死のプロ将棋師


この対決は日本将棋連盟が今まで禁止していたコンピュータソフトとの対決を始めて試みた対戦です。実際に対戦した両者は人間側がプロ将棋師の渡辺明竜王(22)。コンピュータソフト側は世界最強とされているコンピュータソフト「Bonanza」(ボナンザ)がハンデ無しで対局を行いました。

対戦結果は3時間10分の長期戦の結果、112手で人間側の渡辺明竜王が勝利を手にした。対戦後の渡辺明竜王は
  「こんなに強いとは驚き。あと何回か指せば負けるだろう」
とのこと。

渡辺明竜王とは


対戦した渡辺明竜王とはどのような人なのかというと、昭和59年4月23日生まれの22歳。平成12年4月にプロ棋士となり、平成16年12月の20歳で「竜王」を獲得したプロ中のプロ。ブログも公開していて今回の対戦についても触れています。
  渡辺明ブログ

Bonanzaとは


一方、対戦したコンピュータソフトの「Bonanza」とはどのようなソフトなのでしょうか?

Bonanza 2.1 Commercial Edition
Bonanzaは私の調べる限り、元々は大学の研究員である保木邦仁氏が仕事の合間に作った将棋用ソフトで、千葉県木更津市で開催された「第16回世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した経緯があります。
その後、ソフトメーカーの「マグノリア」と提携を結んでパッケージ販売されました。
TVなどのメディアで取り上げられているパッケージはこの商品を紹介しています。(右記参照)

今もフリーのBonanza


しかし、ながらこの「Bonanza」は作者のページで今もフリーでダウンロードすることができます。
パッケージ版はメインプログラムのエンジン部分に改良を加えてあるなどフリーとは少々異なるようです。けど、世界コンピュータ将棋選手権で優勝したソフトであることは事実ですし、基本的なアルゴリズムはきっと変わらないことかと思います。

将棋に自信がある方は一度対戦してみてはいかがでしょう。


【参考サイト】

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