回答しやすい質問方法について
コンピュータ関係の仕事をしていると、知人などからパソコンの操作方法に関する質問がよく来ます。大抵の質問はメールで来るのですが、自分がわかる範囲であるなら直ぐにその対処方法を教えます。
けど、多くの質問が内容はたいしたことではないのに、質問方法が的確でないためその内容を理解するのが困難で回答できない場合があります。
下記にちょっと偉そうですが、そのことについて書いてみました。
例えば
メールを送信したらエラー出ました。
どうしたら送れるでしょうか?
という質問が来ると、正直、回答のしようがないのです。
なぜかというと、メールが送れないことはわかるのですが、それ以外の状況が回答者には全くわからないのです。
上記の文章だけでは回答者は
- 突然送れなくなったのか?
- 今までもず~と送れなかったのか?
- エラーは何というメッセージだったのか?
- そのエラーのメッセージはどこに書いてあったのか?
- なぜそれをエラーと判断したのか?
- どのタイミングでそのエラーが発生したのか?
- そのエラーの発生する前に何かしたのか?
- 環境はどのような環境?(メールソフトやOSのバージョンなど)
- などなど・・・
いろいろな状況が把握できなのです。
質問する人はその状況が当たり前で、突然発生したエラー内容だけが目について、その様な質問を行ってしまいがちなのですが、質問される側としてはその「当たり前の環境」が全くわからないのです。
その為、上記のような質問があったときは、その質問の回答ではなく、その質問に対する質問のメールを返すことが多いです。
できれば質問時にはその状況が全然知らない人でもわかるように
5W1Hなどを使用するなどして、誰でも状況が把握できるような内容を教えてくれると、的確な回答ができます。
どうしても早く解決したいために目先のことだけを伝えがちですが、当たり前のことをできるだけ細かく伝えてくれると回答は素早くなります。
これは、パソコンだけではなく別の業界、環境でも同じことでしょう。例えば、
チャーハンがおいしくないです。
どうしたらおいしくできますか?
という質問が来たら質問された側はどのように回答すればいいか困ってしまうのと同じです。
また、「質問のしっぱなし」も注意しましょう。
メールなどで質問して、その回答をもらい、もし解決したときはその結果を伝えるのも大事なことです。回答した側としてはこれでよかろうと思って回答しているのですが、本当にその回答でよかったのかはわかりません。
もし、その回答で解決できたのならその旨を伝えて上げると、回答者も安心できますし、気分はよいものです。もし、何も音沙汰がないと回答者は「あの回答でよかったのかな?」という疑問が続いてしまいます。別に本人(回答者)は困らないので構わないと言えば構わないのですが、気分的にはあまりよろしくありません。「うまくいきました」の一文でももらえると回答者の気分も違うものです。
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