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2008年02月15日

IE6とIE7の共存方法

Posted by Hibi at 06:30
IE6とIE7の共存方法


一昨日昨日とでInternetExplorer(IE)7の自動更新の阻止について書かせていただきました。私が、IE7の自動更新を阻止する理由は
  • IE7が安定していない
  • IE6、IE7の両環境が必要
という2つの理由からです。一つ目の「安定していない」については過去に何回書いていますので割愛します。

2つ目の「両環境が必要」についてはWebの仕事をしているとIE6とIE7の両方のブラウザで作成したサイトが正常に表示されるのかを確認するために必要です。これは私に限らずWeb系の仕事をしている方にとっては同じ意見ではないでしょうか。

では、その旧バージョンでもあるIE6のままでIE7はずっとインストールしないのかというと、できれば早めにIE7に変更したいのが本音です。ならば、IE6とIE7の両環境が簡単にそろえば問題はありません。そういう場合はどうすればいいのかについて下記にまとめます。
IE6とIE7の両環境を準備するには下記のいくつかの方法があります。

2つのPCを用意する


この方法がもっともオーソドックスで確実な方法です。現在、私も2台のパソコンを使用していて一つはIE6。もう一つはIE7をインストールしています。
但し、この方法を行うにはパソコンを2台用意するというもっともお金のかかる、そして、場所をとる問題があります。多くの方がこの方法をできれば回避して、1台のパソコンで対応したいと思っているはずです。

1台のPCにIE6とIE7をインストール


この方法を見て
 「そんなことはできるの?」
なんて思うかもしれませんが、可能です。Web上にはIE6以外にIE5などの旧バージョンのIEが公開されていて、そのIEをインストールすれば極端な話IE3からIE7までを1台のパソコンにインストールすることができます。

【IE7をベースIE6などをインストールする場合】
evolt.org - Browser Archive

【IE6をベースにIE7をインストールする場合】
Internet Explorer 7 running side by side with IE6

ただ、この方法でインストールしたIEが本当にそのIEで表示されるのかは分かりません(私がテストしていないだけのですが)。IEに限らずソフトはいろいろなライブラリ(プログラム)で動作しています。例えば通常、IE6がC\:hoge.dllというIE6専用のDLLを使用していたとします。それに対してIE7も同じ名前ではあるがIE7のC\:hoge.dllを使用していた場合、それぞれのIEをインストールしたときにそれぞれ専用のhoge.dllを使用しているのかは分かりません。もしかしたら同じDLLを使用しているため、IE6を使用しても表示はIE7になっているかもしれないからです。(多分大丈夫だとは思いますが)

IEに限らずMSの製品は定期的にアップデートを行いますのでその時に何かしらの弊害が出ては困ります。できれば私としては避けておきたい方法です。

Virtual PCを使用する


私が1台のパソコンでIE6とIE7を共存させるもっとも確実な方法と思うのはパソコン(ホストPCという)にVirtual PCというソフトをインストールしてその中で別のOS(Windows XPなど)(ゲストPCという)を稼動させる仮想マシーンを使用する方法です。
ホストPCにはIE7をインストールしてゲストPCにはWindows XPのデフォルトブラウザのIE6を稼動させれば、それぞれの環境は同じパソコンの中にありながら完全に区切ることが可能です。

しかし、Virtual PCにもデメリットはあります。Virtual PCを稼動させるにはホストPCの中で別のゲストPCを動作させるためにホストPCのスペックがそれなりに必要になります。(私はメモリを2GB、CPUをデュアルコア)
また、ゲストPC内でWindowsを稼動させるには同じPC内であってもライセンスが必要になります。その為、ホストPCにWindows XPを使用してゲストPCにもWindows XPをインストールするとなると2つのWindows XPのライセンスが必要となります。

パソコンのスペックは別としてWindowsのライセンス問題は何とか無料でできないものかというと、これまた方法はあります。
IE6とIE7の共存方法
Internet Explorer Application Compatibility VPC Image
(クリックで拡大)
Microsoft社はVirtual PC内でIE6又はIE7を動作させるためのWindows XPのイメージファイルを無償で公開しています。
それは「Internet Explorer Application Compatibility VPC Image」という物でサイトを開くとIE6が入ったWindows XPのイメージファイルとIE7が入ったWindows XPのイメージファイルをそれぞれダウンロードすることができます。ダウンロードするとEXEファイルがありますのでダブルクリックで解凍し、VHDファイルを任意の場所に移動してVirtual PCで使用します。但し、このファイルは英語版で、2008年4月1日までの期限なので注意が必要です。(日本語化にする方法はこちらのサイトに掲載されていますが、すごく大変そうです)


いずれにしてもIE6とIE7の共存はなかなか大変なのでそれぞれの目的、予算などと検討して行ってください。


タグ :IE共存

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evolt.org - Browser Archive
はたまに使っていますが、急に立ち上がらなくなったりして、いまいちだったと思います。

それよりIE7が問題なく使えているので、それで十分かな?
と思っています。

IE7が入っているのはノートパソコンだけで、普段の作業用マシンはいまだIE6にしているので、そんな感じで使い分けしています。


私的には、IE7そのものが安定していないと感じることはないんですよね・・・
まあ、たまに使っているだけだからなのかもしれませんが。

どちらにしても Donut 使っているので、エンジンさえしっかりしててくれれば何でもいいですが(笑
Posted by ルーパス齊藤 at 2008年02月15日 16:40
ルーパス齊藤さん

いつもコメントありがとうございます。

IE7をたまに使用するぐらいならそれほど問題ないかもしれません。
私が知る限りではIE7を長い時間使用していてリンククリックによって
新しいタブを多く開くと動作が不安定になってきます。

Donutというのははじめて聞きました。
エンジンは何を使用しているのかな?
それも美味しそう(^_^;)
Posted by HibiHibi at 2008年02月15日 17:41
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IE6とIE7の共存方法